「妊娠と喫煙について」

不妊治療をしている患者さんの話を数多く聞いていると聞いていると
明らかに不条理なことを言っているなと思うことがあります。
例えば、ご主人さんがタバコを1日20本吸いながら、「これは妊娠には関係ないですかね」と言っていたり、毎日お酒を飲んでいるのに「お酒って百薬の長っていうから大丈夫なんでしょう」とか。嗜好品ですが、どちらも習慣性があります。
そしてタバコや飲酒の妊娠への影響を文献や今までの例を理論つけて説明しても、「自分だけは他の人と違う」と自分の習慣を正当化する人が多い理由を仲の良いドクター尋ねてみました。
そこで返ってきた答えは「習慣性の問題」でした。タバコもアルコールも習慣性があり、続けていると「依存」してしまうのです。今日はそのタバコの習慣性と依存について説明していきたいと思います。
タバコの害について
タバコは不妊治療において大きな障害要因になります。
約4000種類ともいわれる化学物質を身体に取り入れてしまうこと

そして体内の二酸化炭素濃度を上げることにより、細胞内の酸素が欠乏してしまうことなど、
妊娠するための条件を確実に減らしていきます。
でも身体に悪いと思いつつ、「食後に一本」「休憩に一本」と吸う方が多いようです。
いかにも身体に悪そうな感じですね。
また、女性側が吸わなくても男性側が吸う場合も多いのでそれも問題です。
受動喫煙の影響があるからです。受動喫煙とは喫煙をする周囲の人間が、
タバコ点火部から立ち上る煙(副流煙)と喫煙者がはき出す煙(呼出煙)を吸うことです。
副流煙と呼出煙をあわせ、環境たばこ煙(ETS)といい、
喫煙者がたばこの煙を吸うこと(能動喫煙)と対比されます。
副流煙は喫煙者自身が吸い込む煙(主流煙)の数倍以上の有害物質を含んでいるため、
非常に危険であり、米国環境保護局(EPA)は、環境たばこ煙をAクラスの発癌物質に分類しています。
なぜ止められないのか?
じゃあなぜ、男性も女性も妊娠するために悪影響を及ぼし、こんなにも身体の悪いものにはまるのでしょうか?
それはタバコに含まれるニコチンの「身体的依存」と喫煙に対する「心理的依存」の2つの依存があるからといわれています。

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