妊娠しやすいからだに変わる!―食事編―

からだを構成する元となり、調子を整える役割も担ってくれている毎日の食べ物。
不妊治療においても食事はとても重要な項目の一つです。受精するためにも卵子や精子の状態は、必要な栄養素がきちんと摂れているかがネックとなります。

自動車がガソリンで動くように、人間は食事で栄養を摂ることで生きています。しかし、偏った食事をしていると、病気になったり、病気とまで行かなくとも元気よく生活ができなかったりという事態になってしまいます。

赤ちゃんがなかなかできない場合、食生活の乱れが遠因として指摘されることがあります。
たとえば、乱れた食生活を続けたことで、生理が止まったり、ホルモンのアンバランスを招いたりすることがあり、その結果、排卵がうまくいかなくなります。
そこまで極端でなくても、偏った食生活によって貧血になったり、からだが不調になったりということもあります。

食事はからだ作りの基本となります。
特に、妊娠しやすいからだ作りには食生活は基本です。バランスの良い食生活を心がけ、やがてお腹に宿る赤ちゃんのためにも元気なからだを維持しましょう。

“子どもを授かる物質”という名のビタミンE

ビタミンEは抗酸化作用があり、体内の酸化を防ぎ、老化を遅らせる働きがあるため、「若返りのビタミン」といわれています。
血行をよくしたり、からだを活性化したりする働きがあります。

ビタミンEの化学名は「トコフェロール」といい、これはギリシャ語で「子どもを授かる物質」を意味します。

動物実験でも、ビタミンEが不足すると生殖能力が低下することがわかっていて、不妊に大きく関係がある栄養素です。
ビタミンEは脂溶性のビタミンですが、摂りすぎによる害がありません。食べ物から摂取することが基本ですが、最近ではサプリメントが充実していますので、サプリメントで補ってもさしつかえないでしょう。

POINT:ビタミンEを多く含む食品


ナッツ類:アーモンド、落花生など
緑黄色野菜:アボカド、春菊、かぼちゃ、ほうれん草、ニラなど
魚:うなぎ、あこうだい、金目鯛、サンマ、いわしなど
穀類:小麦胚芽、胚芽米など

毎日の食事は、もちろん女性ばかりでなく男性にも大切な健康の基礎となるものです。
男性不妊の原因に関わる栄養素の一つに亜鉛があります。現代日本人は食の欧米化などにより亜鉛の摂取不足が指摘されています。
また、特に男性には食事だけでなく、飲酒や喫煙による不妊との関係も気になるところではないでしょうか。

(こちらもご覧ください)⇒ 男性不妊について(2) 食事・嗜好品など